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2014年5月3日土曜日

先輩の活躍

いつのまにか志水さんの連載記事が日経メディカル内?のKUROFUNetではじまっている。卒業試験より英国の臨床実習を優先したり、カリキュラム改善の要望書を出したりと学生時代から突き抜けてたけど、ここまで突き抜けますかという感じ。
今となっても、あの突き抜け方は自身の範疇を越えすぎていてよかったのはわるかったのか未だに分からないけど(卒業試験の件では、小西教授のように是非英国の実習に行って来たらいいよと背中を押した先生もいるし、本試験受けられない志水さん用に試験問題をもう一回作らされたと言って愚痴ってた先生もいたなぁ。)


今はハワイでトレーニング中ですが、今度帰国した時には愛媛でTdP(Teaching delivery project)も予定しているみたいなので会えるのが楽しみ。

2014年4月20日日曜日

Gift Authorship

■科研費申請の際の業績水増し

科研費での業績水増し問題。朝日新聞デジタルから、慈恵医大の問題。こういう発想はなかった、ってかこういうことやる人いるんですね。関連記事をみてみると同様の不正が慈恵医大で10年前にもあって、5億円の返還命令があったようですが・・・。

慈恵医大の内科医、科研費不正申請か 研究業績を粉飾?
朝日新聞デジタル 4月20日(日)11時23分配信東京慈恵医科大の内科医が、国の科学研究費補助金(科研費)を申請する際、研究業績を偽って申告していた疑いがあることがわかった。大学は調査委員会を設けて事実関係を調べている。文部科学省などによると、科研費の申請書で、研究業績として論文を記載する部分に、他人の論文を自らが執筆に加わった論文だと記載していた。名前の英文表記が同じ論文を自分の業績のようにみせかけ、執筆論文だと記載していた。例えば「朝日太郎」だとすると、「T.Asahi」と記された「朝日敏男」や「朝日哲夫」といった名前の研究者の論文を自分の論文としていた。同様の手法を使っていた研究者が同大に複数いるとみられるという。慈恵医大によると、学内でうわさとなり、昨年12月に調査委員会を設置して、詳細を調べ始めた。


これなら業績増やせるわーと思ったけど(ていうか、よくやると思う)、そういえば同大同学部に英語表記一緒の教官いたな。学部時代に教室配属でふらふらしてた教室とよく共同研究している先生だったので、あれなら多分ばれない。まあ、学内メールが時々間違えて届いてすごい不便だったのを覚えているが、、、


■ギフトオーサーシップの問題

業績の粉飾という点ではギフトオーサーシップの問題も。STAP細胞の関連で、実際の論文への貢献がそれほどでもないにも関わらず、著者に入っていた問題。大きなプロジェクトの終わりにネイチャーの論文がないと恥ずかしいから無理矢理著者にいれてもらう、新しいプロジェクトの募集にあたって論文に名前入れてもらって業績を積み増しする、、、みたいなのはよくあるんでしょう。

基礎研究なら実験に手を動かしたかが一つの基準だと思いますが、手を動かすのはどのくらいからが著者の基準なのか。臨床研究で自分たちの臨床データを使用する場合に誰が著者になるのか。自分自身、論文を書く際にどこまで著者にするのか悩みます、研究の本質としてはどうでもよいことなのですが。特に自分自身が研究の責任を負える立場にいない時は面倒ですね。下記の論文はオーサーシップの問題を扱っていて勉強になります。


 オーサーシップの考えを変える時だ 山崎茂明 情報管理Vol. 56 (2013) No. 9 P 636-639
 https://www.jstage.jst.go.jp/article/johokanri/56/9/56_636/_html/-char/ja/

オーサーシップを扱う論文自体は1990年台に増えてるようで、このころから問題が増えたんでしょうか。オーサーシップのあり方は人によって意見が異なるし、すっきりしてくれればいいなーと思います。まあ難しいでしょうけど
■ギフトオーサーシップ


2014年1月31日金曜日

ラピアクタ(インフルエンザの点滴治療)CM

2013年12月からシオノギ製薬による「インフルエンザの早期治療キャンペーン」がスタート。その中でテレビCM、ウェブコンテンツの中で
● インフルエンザは早期に治療した方がよいよ、だから受診しましょう
● 飲み薬、吸入薬に加えて点滴薬もできたよ、病院で治療がすむから副作用も安心
的な内容があり、医療関係者からこのキャンペーンの問題が指摘されてました。




● アピタル 「感染症は国境を越えて」2014年1月15日記事
 不誠実な製薬会社の宣伝キャンペーン

● 尾木ママのインフルエンザ治療薬コマーシャルについて一言いいたい。

● EARLの医学ノート
 塩野義製薬のインフルエンザの啓蒙CM・サイトについて

確かにインフルエンザ自体は早期に抗インフルエンザ薬(タミフル、イナビルなどなど)を使用した方が効果があるとされます。発症48時間以降に薬を飲んでも、飲まなかった場合と比較して症状が早く治ったりしない。

ただ、そもそもインフルエンザ自体が自然に治る病気ですし、必ずしも治療が必要なわけではありません。タミフル自体も例えば20年前にはなかったわけで、そのころは自宅療養で治していた病気です。

抗インフルエンザ薬を過剰に使用することは、抗インフルエンザ薬に対する耐性ウイルスを生じかねず、できればインフルエンザで重症化した人のために耐性ウイルスを作らずにおきたい。
それに点滴をするということは病院に30分〜1時間ぐらいは滞在する必要があります、インフルエンザに罹患していて周囲の人にインフルエンザをうつしかねない患者を。飲み薬が飲めたり、吸入薬が使用できたりする状況で、点滴を使用する選択肢は現実的にはないんですよね、、、

暇だったので大学の学生とムービー作成。まあ制作時間 "ある日の午後" だけにしてはまあよくできたと思う。こっちはまあまあ真面目版。

こっちは笑いを取りたかった版。

2014年1月9日木曜日

Memo

長く続くブログは「自分」が最大の読者
人気の出るブログは「読者」が読者

「テーマを絞る」「有意義なことだけ書く」とかにこだわらないで
だらだら好きなように続ける。低燃費でいかに続けられるか。
(なんか残ったらラッキー)

自己実現系ブログに影響うけて、考え方がぶれて継続できなくなる&更新が止まるのはドンマイ。
そもそも更新するのがメンドイ派なのでほとんど記事がないけど。自分のためと思わなければ、こんなくだらないことは書けないっすよねー的に。

学生とのシナリオは将来の自分へのメモだけど、オープンにしていることで、デメリットはあるか?あんな記事で臨床判断へ影響することはないし、よしとする。以上

2014年1月7日火曜日

治療中止の判断 と 外科医

多分Dr.内野の文献紹介で見つけた論文記事だったと思うけど・・・。いつか読もうと思ってTo Do Listにあるのにずっとあるので、備忘録として。

Schwarze ML, Redmann AJ, Brasel KJ, et al.
The role of surgeon error in withdrawal of postoperative life support. Ann Surg. 2012 Jul;256(1):10-5. PubMed PMID: 22584696.


患者が治療中止を希望した時の外科医の対応について検討。High riskなオペしてる科の術者が対象みたい。回答率56%程度。63%で患者の希望に沿わないとの回答。条件をいくつか設定しているみたいだけど

 ● 術者のミスだと承諾しがたい(44% → 33%)
 ● 予定手術だと承諾しがたい(41% → 33%)
 ● あとは本文読まないとですが、若い外科医の方が承諾しやすいみたい。

ふーん。

心情的には同意する感じ。

まあでも、治療の中止の決断が何に影響されてもよいのかどうかは、難しいなと最近思う。EBMの実践って意味では、clinical decisionにおいていくつかのfactorがあって、


こんな感じのファクター(あと周囲の環境など)に基づいてdecision makingしていくわけだけど。治療を中止する、という設定については、もちろん中止に伴うメリット・デメリットがあって、どこまでのデメリットを許容するかは難しい。特に医療費・コストのために治療中止を選択する場合は、恐ろしいなとも思う。命の平等とか、医療中止に伴う訴訟問題とか・・・。

上記ブログに紹介あったけど、この文献の最初に書いてある言葉。

When the patient of an internist dies, his colleagues ask, “What happened?”
When the patient of a surgeon dies, his colleagues ask, “What did you do?”
ーCharles Bosk, Forgive and Remember


ま、そうだろうね。頑張りましょう。(Low risk surgenですけどね)

2013年7月6日土曜日

医師らはどのように死ぬか



以前に話題になった記事ですが、メモとして。
別のサイトからの翻訳ですけど、記事の最初・・・

数年前、チャーリー(尊敬される整形外科医であり、よき師でもある)は、胃にしこりをみつけ、外科医にその場所を検査してもらった。そして、検査の結果は膵癌であると診断された。検査した医師は国内でも優秀な外科医の1人で、生存の可能性を5パーセント〜15パーセント、5年間の生存の可能性を3倍に引き上げる画期的な治療法をも考案した人物だったが、それでもチャーリーは無関心だった。

翌日帰宅した彼は仕事を手じまいし、2度と病院へ足を踏み入れる事はなかった。彼は家族と共により心地よく、出来るだけ長い時間を過ごす事に決めたのだ。それから、数ヶ月後に彼は自宅で亡くなった。彼は化学療法、放射線療法、手術療法を行わなかった為、保険制度は彼にあまりお金を費やす事はなかった。



医者の方が現実の医療の限界を知っていて、治療が難しいと判断したら早期にあきらめてしまうのかな。あきらめるというより、死を受け入れて、素敵な(?)最後を迎えたいと考え、実行する。

医者の親族から、「助からないと思ったら、何も治療介入はしないでくれ」
みたいな相談を、冗談まじりでされたことはある。
医者は非医療者に比べて、医療介入の治療効果をoverestimateすることは稀だと思う。
逆に、治ると判断した場合の、介入の副作用はunderestimateしてる気もする。

Hope the best, prepare the worst.

一方で、効果がないと思ってる治療でも患者に提示してる医療者・・・
という記事の中の記載。
まあ、そうだよねと、あまり否定はできない。患者の判断にどこまで踏み込むかは難しい。