Killer sore throat 致死的咽頭痛 の代表疾患。
くわしくは、日々是よろずER診療
一般的には咽頭痛や嚥下時痛を訴えて来院した患者の場合に、頭の片隅においておく疾患。頻度としては10万人あたり1−3人(成人の場合)なので、遭遇する可能性は、総合病院の耳鼻科を除くとそんなには遭遇しない。
ただ、風邪のようにみえる、つまり一見軽症にみえるために、見逃して&しかも窒息まで至ったケースというのはミゼラブル。まあ、医療者からみたら地雷みたいなもの。
TEDでBrian Goldman「医師も失敗する。そのことを語ってもよいだろうか」でも例として出てます。見逃された場合は、訴訟になることも時に。
この疾患を疑った場合には、頸部軟線 Soft-tissue lateral neck radiographsを撮像し、喉頭蓋の腫脹を評価する。インターネットでいくつか転がってますが、こんな感じ。
最近フォローしてなかったけど、いくつか論文がでてます。
一番気になるのは
Tsai KK, Wang CH. Acute epiglottitis following traditional Chinese gua sha therapy.
CMAJ. 2013 Nov 25. [Epub ahead of print] PMID: 24277709
CMAJにAcceptされてるけど、全文読みたいとこだが。(Letterみたいですが)、Gua she therapy、、、
アジアの伝統的治療のようで、擦過して点状出血を生じさせるもの?
こんな治療もあるんだな。どの程度の効果があるのか、Standard therapyになるかはこれから検討といったとこでしょうか。
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