2012年3月31日土曜日

続・幸せな気分になれる臨床研究のすすめ

日経メディカルでマッシー池田(池田正行)先生が「氾濫する思考停止のワナ」という連載をやってるのですが、ちょうど自分の話題を取り上げてくれました!(全然自分では知らなくて、Facebookで知人に教えてもらって初めて知りました。)


内容としては・・・(意訳しまくりですが)
●臨床研究は基礎研究に比べて、明日から臨床をかえうる。
●日常診療の疑問自体が研究テーマになる。お金も(あんまり)かからない
●自分の知見が論文という形になって、他の人に読まれ、
 他の診療をかえた瞬間は楽しい!チョー楽しい!
つまり臨床研究楽しいからみんなやろーぜ!って内容です。

その一例として、僕と池田先生が一緒に臨床研究したのを数行コメントされてました。



ちなみに・・・池田先生とは大学5年の時に研究の相談をしました。当時、BLS(Basic life support, 一次救命処置)に関連するサークルに所属していて、一般人にBLSの普及などもやってました。ただ、学生が一般人にBLSなどの医学的なことを広めるのは、医師免許などの資格もないのにまずいんじゃない? という意見に触れることがありました。

個人的には、BLSをより多くの人に知ってもらった方がいいだろうと思っていたし、その形として医療者だけでは普及するのは不可能なので、準医療者の学生にその役割を担えればなと思ってて、また期待してくれる人もいました。

ただ、「学生はちゃんとBLSを教えているのか?」
という疑問はずっとあってモヤモヤとしていました。

そういう時に臨床研究は楽しいよっていう池田先生と出会い、もしかしてこの疑問は研究テーマになりうるんじゃないかと思い池田先生に相談したところ、「それは面白いね」ということになって、実際に医学生と医療従事者でどちらがBLSをちゃんと教えられるか、というランダム化比較試験を行うことになったのです。

ま、今となっては研究デザインなども稚拙でダメダメだなーと思いますが、おもろかったのでよいし、それ以降、臨床研究にはまってしまいましたけど。やっぱ研究おもろい。




・・・ちょっとコメントされただけで喜ぶところは小物っぽいな。嬉しいんですけどね。


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