2014年1月5日日曜日

診療ガイドラインGRADEシステム

ここ20年ぐらいでランダム化比較試験を含めた臨床試験は、バイアスを省きより一般化された事象を精確に導きだすため、標準化が進んでいると思う。その中で、診療ガイドラインについても、その開発において厳格なアプローチを用いて標準化する流れがある。

正直なところ患者への診療において参考になる文献の量はハンパなく多い。ガイドラインすらも量産される状態で、自分が関与しそうなガイドラインを日本語・英語で全部カバーするのは結構厳しい。そしてカバーしたとしてすぐにガイドラインが更新されて、また泣く泣く知識をアップデートする。(まあ必要なんですけどね)

できれば標準的なガイドライン作成ツールがあったらいいなということで、GRADE systemというのができたんだろうなと思っています。

で、学生向けに作ったGRADE systemのスライド。
GRADE systemを使用したメタアナリシスなど読んで、あまり違和感はないんですけど、これを作るまでのいろいろな苦労があるんでしょうね。



*詳しくは、相原内科医院のHP内にあるGRADEのページ、もしくは「診療ガイドラインのためのGRADEシステム(凸版メディア)」などを参照下さい。


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