2014年5月31日土曜日

資生堂ライフクォリティービューティーセンター

第37回 顔面神経学会終了。科横断的な領域なのでいろんな科の医師と言語聴覚士の方も参加。基礎演題で発表していたのに、基礎演題がほとんどなかったのが寂しいところ。まあある程度、領域的に基礎的な研究が成熟してきたということか。形成領域の手術は全然知識がなかったので面白かった。

資生堂のライフクオリティービューティーセンター
http://www.shiseidogroup.jp/slqc/concept.html



学会初日のランチョンセミナーでセッションがあったのですが、顔面神経麻痺患者におけるメーキャップ。


いろいろな原因で顔を動かす顔面神経は麻痺しますが、安静時に顔が非対称になったり、笑うと顔が引きつったりと整容的な変化により生活の質は低下します。学会で初めて知ったんですが、資生堂はこういう方に対してメーキャップを提供してるんですね。
対象はがん治療の副作用(肌色変化、眉脱毛)、外傷後の瘢痕、熱傷後のひきつれ、植皮あと、血管腫ほか、顔面神経麻痺などの変化に対応。

鼻唇溝の左右差、口角下垂なんかにはメーキャップでも限界はありますが、眼輪筋の左右差はかなりメーキャップで解消された印象でした。片目だけの付けまつ毛、アイラインによる眼のサイズ補正など。なるほど

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