2013年6月21日金曜日

雑記

最近の本棚が臨床試験、疫学とか統計的な分野の本に埋め尽くされる。耳鼻科の雑誌も大半を占めますが。「趣味、統計」みたいな感じ。(Clinical epidemiologyは英語で読めず、結局日本語を買ってしまった・・・)



統計学に精通すると、自分の中で生じた臨床疑問に対して、解決する方法のバリエーションが増える。より多くの疑問が解決できるんだよねー。簡単な統計で解決できるのであれば、それにこしたことはないんだけど。

データを与えられて、ストレートに証明できないけど統計学的手法を用いて疑問を解決する。そのプロセスは面白いし、その疑問が自分にとって(または社会にとって)役立つと、もっと統計に精通したいと思う。それに自分の手持ちの統計バリエーションで解決できる仮説が思いつく。




大学院生として、今は基礎研究に従事。が、現在の興味が臨床研究にあるので、自己の中での齟齬は生じたまま。


 ・血糖が高いから血糖降下療法
 ・ARDSに好中球エラスターゼ
 ・心筋梗塞後 不整脈が多いと死亡が多いから、抗不整脈薬を使う


・・・といった基礎医学の知見が、臨床では役立たないケースをみてしまうと、基礎医学だけで臨床を語ろうとするスタンスに疑念がわく。やっぱり、基礎医学での知見を、ちゃんと臨床でも再評価しようよ、ってかしてみたいんです。
(でも、臨床研究だと科研費はとれないな。やっぱ基礎基礎した研究じゃないとダメなんだろうな)

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